自遊共育
自ら遊ぶこと、また他の人と共に遊ぶことを通して共に育っていく場所が幼稚園であると、私たちは考えています。
『子どもらしさこそ人間の原点』
子どもは「未熟で未完成な存在だ」と、おとなは考えがちですが、決してそうではありません。子どもは子どもとして完成される時期があるのです。
教育学者ハワード・ガードナーは、「5歳という年齢は、人間のあらゆる能力の原点である子どもらしさが花開く時である。」と述べています。私たち大人が、未熟で未完成であると考えている「子どもらしさ」が実は人間のあらゆる能力の原点だというのです。
『遊びの中で育つ』
子どもらしさは、遊びの中で育ちます。
興味をひく対象に出会うと、じっくり見たり、触ったり関わりを持とうとします。そしておもしろさを発見すると、ありったけのエネルギーをそれをそそいで楽しむのです。
遊びの主人公は子どもです。遊びは自分から取り組んでいくもので、させられるものではありません。
自ら遊ぶ「自遊」そして「自由」なのです。
『人間関係の中で育つ』
子どもは「自ら育つ力」を持っています。
けれども、一人だけで育つのではなく、他の人との関わりの中で育っていくのです。
助けてもらったり教えてもらう関わり、対等に話したり言い合いをしたり、けんかするような関わり、助けたり、教えたり待ったりする関わり、といろいろな関わりがあります。
『学ぶということは』
年度の初めには、年長児や進級時に一方的にお世話をしてもらっている新入園児ですが、自分でしたいという思いが育ってくると、お世話を拒否するようになり子どもたちは、少し残念に思いつつも、
一方的に手を出すやり方ではうまくいかないことを知り、次にどのように関わったら良いのかを考えて行動するようになります。
うまくいかない、思い通りにならないという一見マイナスにしか見えないような経験をすることによって、どのように関わったら良いのかを学んでいくのです。
『より豊かな関わりのために』
このように年齢や経験の異なる子どもたちが、一緒に遊んだり生活する中で、具体的な体験を通して人間関係や言葉や表現、生活の仕方などを学んでいくのです。
教育、ことに幼児教育は、事柄としての何かが出来るようになることが目的なのではありません。子どもたちが、自らの内に持っている「育つ力」を使って成長していくことを助けることが目的であり、最も大切なことなのです。
年齢別という輪切りの狭い人間関係だけでなく、縦(異年齢)や横(年齢別)そして、教師まで含めた多様な人間関係の中で、たくましく、優しく共に育つこと、それが「共育」なのです。このことのために、千歳幼稚園・認定こども園千歳第2幼稚園では、3歳以上の年齢のクラスを異年齢(縦割り)で編成しています。
ひとりひとりの個性を大切にするため、制服はありません。